航空会社である、『JAL』について企業分析したので紹介します。
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JALとは
JALの正式名称は日本航空です。
設立は1951年8月1日
本社は東京都品川区東品川二丁目4番11号 野村不動産天王洲ビルにあります。
従業員数13,869人(2020.3)
連結従業員数35,653人(2020.3)
資本金及び資本準備金 3兆558億4500万(355845,000,000円)
JALの事業内容
企業理念
JALグループは、全社員の物心両面の幸福を追求し、
一、お客さまに最高のサービスを提供します。
一、企業価値を高め、社会の進歩発展に貢献します。
『全社員の物心両面の幸福を追求する』
⇨社員がJALで働くことにがよかったと思える企業づくりをすることが
お客様への最高のサービス提供につながる。
『お客さまに最高のサービスを提供』
⇨安全を第一に世界一の定時性、快適性、利便性を提供するということ。
『企業価値を高め、社会の進歩発展に貢献』
⇨社員が採算意識と不屈不撓の精神をもち、公明正大な方法で利益をあげ、株主配当、納税、社会貢献等を行う。
【不屈不撓】強い意志をもって、どんな苦労や困難にもくじけないさま。
【公明正大】私心をさしはさまず、公正に事を行うこと。
経営理念をJALフィロソフィを実践して目指す。
JALフィロソフィ
フィロソフィとはつまり、哲学です。
第1部 素晴らしい人生を送るために
第1章 成功方程式(人生・仕事の方程式)
人生×仕事の結果 = 考え方×熱意×能力
第2章 正しい考え方を持つ
第3章 熱意を持って地味な努力を続ける
第4章 能力を必ず進歩する
第2部 素晴らしい JALとなるために
第1章 一人ひとりがJAL
第2章 採算意識を高める
第3章 心をひとつにする
第4章 燃える集団になる
第5章 常に創造する
事業内容
- 定期航空運送事業及び不定期航空運送事業
- 航空機使用事業
- その他附帯する又は関連する一切の事業
JALの経営状況
経営計画
2020年4月現在、
2018年12月に受けた飲酒事例などによる事業改善命令の反省をもとに
「2017~2020年度 JALグループ中期経営計画ローリングプラン2019」が策定されている。
重点ポイント
「ネットワークを磨き上げる」
・グランドデザイン「世界主要500都市への乗り入れ」の早期実現を目指す
・中長距離LCC事業による新たなマーケットの創出
⇨上記により、多様なニーズにお応えできる旅客事業のポートフォリオを構築
「商品サービスを磨き上げる」
・スマート空港の実現
(新自動チェックイン機増設、顔認証によるOneID、自動化ゲート等)
「事業領域を拡げる」
・航空需要を喚起する新たな事業・サービスを創造する
「人財×テクノロジー」
・次世代の航空人材の養成
JALの株価
2021年4月18日までの5年間のグラフです。
2020年1月から新型コロナウイルスにより株価が暴落。
徐々に回復していますが、まだコロナ流行以前の元気はないですね。

同業と比較したJALの強み
・日本の航空業界におけるシェアが高い
市場規模3兆4100億円のうち、1兆3400億円を占める。
・2010年の経営破綻を機に経営体制を再構築した
・ANAと比べて利益率が高い
まとめ
JALについて分析した結果を紹介しました。
2010年に経営破綻した企業ではありますが、
市場規模に対して、高い売り上げを誇っている一流企業ですね。
コロナの影響もあり、経営は良いとは言えませんが、
今後も期待できる企業です。